(社)笠間JC モンゴリアンズ
長期政策会議長 秋山 昇
日本語を学ぶモンゴル・ウランバートル市内の、学生達との交流と支援を主な目的と した指導力開発委員会主管によるモンゴル視察旅行に参加してきました。
6月21日 ウランパートルの飛行場に到着して税関を抜けると、白土先生の教え子 達が出迎えに来てくれていました。彼等(彼女達)は、日本語が達者で、我々一行は言 葉による弊害もなくスムーズにホテルに到着しました。
翌日、午前9:00より学生との交流会を、我々の滞在しているフラワーホテルで行
いました。交流会は、日本語で行われ、流行・経済・政治さまざまな分罫にわたり、ラ
ンダムにそれぞれ個々に行われ、楽しい一時を過ごすことができました。
午後になり、ウランパートル市内見学を学生達の案内のもとに行われ、モンゴルの歴史
と文化に触れました。交流会は夜まで続き、若いメンバーにとっては、終わるのが名残
惜しいと思われる人もいました。
三日日の予定は騎馬民族(遊牧民)の生活に触れることを目的に、南ゴビのゲルに宿
泊しました。ラクダに乗るチャンスやゴビの砂漠、ステップ気候を肌で感じたしだいで
した。
以上の様な感じで参加してきた4泊5日の旅でしたが、モンゴルの経済水準は、かな り低く、1ケ月の収入が日本円で約5,000〜6,000円程度、国営のアパートに 住み、マイホームは夢のまた夢。気候のせいか農作物はおろか、ほとんどの食料品は輸 入に頼っている様子。徴兵制度は、20〜25歳まである様子。モンゴルの学生達に、 「山の一部が森林になっているようだが木を植えれば、育つのか?」とたずねてみた。 答えは、「はい、育ちます。」とあった。私は、「では、なぜ植林をしないのか?」と 話したら、具体的な答えはなかった。又、事業を起こすことを考えたことがあるか、た ずねたが、若者らしい答えがなかったように思えた。
ジャパンマネーが、国際的に大きな影響を与え、世界が日本に注目し、支援・援助を
要求するのなら、これからの発展が物資だけでは、かなわないこと、意識改革なくして
ありえないことを感じた旅行でした。同時に、自分達(我々)の環境を顧みるのには、
大変良い機会だったのではないかと思いました。
我々の子供遠のためにも・・・。
( 遊牧民のゲルの中で眠る子供 )