(社)笠間JC モンゴリアンズ
小比賀 英夫
「モンゴルは素晴らしかった。青々と茂る草の海はどこまでも永遠に続くかの 様に広かり乾いた風はアルタイ山脈から一気に駆け下り、そうげんに波を立て て行く。黄昏時には金色に輝き、光の波は眩しいほどである。そして夜になり、 その草原に寝転がり天を仰げば、空には満天の星が広がり、その数といったら 全てが天の川ではないかと思える。そんな星を一人眺めていると、日ごろのあ くせくしている自分が、みじめな、ちっぽけな存在に思え、心が大き<広がり 生まれ変わるような感じさえするのである。」
と言う様な事をせっかくモンゴルまで行ってきたのだから、書きたかったので
あるが、実際には空は曇っていて星なんか良く見えないし、おまけに年に4回
しか降らない雨が降ってくるし、草原は確かに広かったけど、自分のことをち
っぽけだなあ、なんて思わなかったし生まれ変われはしなかったのである。だ
からといって、つまらなかったかと言うとそれは全然違って、たのしくて楽し
くて仕方なかったのである。
( チンギスハーンの紙幣 「500tg(トゥグリク)」 )
草原も砂丘も美しくて現実感の無い絵みたいだし、町は町でただれてて、この
ギヤップが伺とも言えず楽しいのである。難しいことは皆が書いていると思う
ので書きません。
旅で楽しいのは「喧嘩と恋」だと言っていた人がいたけれど、私は喧嘩はし
なかったけれど相撲は取ってきたし恋はしなかったけどちょっといい気分だっ
たりしました。
だから私はモンゴルが好きで今度の旅は楽しかった。